CREATING AN INCLUSIVE SOCIETY

比較的障がい者の数が少ない日本ではあまり知られていませんが、現在世界の約15%の人が何らかの障害を持っています。障害は先天的なものだけではありません。怪我や病気などで一時的な障害を抱える場合や、老化によって生じる障害など、ほとんどの人が人生で何らかの障害を経験します。高齢化社会は日本だけでなく多くの国で問題となっており、今後も障がい者数の増加が予想されています。世界中で障がい者や高齢者にも優しい「インクルーシブな社会」の実現が大きな課題となっているのです。

また、人口の減少化により、国内市場の縮小が予想される日本では、外国人カスタマーをターゲットにしたコト・モノづくりにシフトしていく必要があります。高齢者、障がい者、外国人と多様なカスタマーを対象としたグローバルなモノづくりにとって、インクルーシブデザインは必要不可欠な要素です。どの企業でもデザイナーには若い健常者の方が多いことから、インクルーシブなプロダクトやサービスデザインには、高齢者や障がい者を対象にしたリサーチが必要不可欠です。UXPRESSは北米を拠点に現地の障がい者支援団体などと連携し、海外でのアクセシビリティリサーチをサポートします。

Accessibility gadgets

Research Types

  • アクセシビリティ フォーカスグループインタビュー
  • アクセシビリティ ユーザーテスト
  • アクセシビリティ エスノグラフィー調査
  • アクセシビリティ ダイアリースタディ
  • アクセシビリティ サーベイ
Accessibility test participant

被験者について

現地障がい者支援団体などと連携し、リサーチ対象のユーザー像になるべく近い障害を持った被験者をお探し致します。健常者を対象としたリサーチに比べ、リクルーティングに通常1.5~2倍程度の時間がかかります。お早目にご相談ください。

調査対象となる障害の種類

  • 視覚障害
  • 聴覚障害
  • 運動障害
Various disabilities

障害に関する統計

  • 世界の10人に1人または2人が何らかの障害を抱えています。人口に換算すると約7~14億人が何らかの障害を抱えていることを意味しています。
  • CDC(アメリカ疾病管理予防センター)によると、アメリカでは成人人口の4人に1人(26%)が何らかの障害を抱えています。人口にして約6100万人にあたります。また、アメリカでは女性の4人に1人が何らかの障害を抱えていることが分かっています。
  • 障がい者の種類で比較した場合、アメリカで最も多い障害は運動障害で13.7%。次いで2番目に多いのが認知障害で10.8%となっている。
  • 65歳以上の方の5人に2人が障がいを抱えている者の種類で比較した場合、アメリカで最も多い障害は運動障害で13.7%。次いで2番目に多いのが認知障害で10.8%となっている。

Reviews

今回のリサーチ概要

弊社株式会社サイボウズでは、障がい者や高齢者を含めて、すべての方に問題なく製品を使って頂くため「アクセシビリティ」に考慮した製品づくりを行なっています。今回は「アクセシビリティUT(ユーザビリティテスト)」と題して、弊社のkintoneというグローバルプロダクトを、北米の視覚障がい者の方にご利用頂いた場合、どのような問題が生じるかを把握するためのテストを実施しました。

リクルーティング

現地の視覚障がい者団体等とのネットワークを活かし、10名弱の被験者を候補としてご提示頂くことができました。今回のテストでは、候補者の中から6名を選定したのですが、それぞれの被験者の属性を丁寧に説明いただき、納得いく選定ができました。

さまざまな機材に最適化

視覚障がい者の方は、音声読み上げソフトや拡大ソフトなど、さまざまな支援技術を駆使してPCやスマートフォンを利用しています。今回のユーザビリティテストでは、できるだけ視覚障がい者の方の普段の使用環境を再現したいと考え、被験者自身の機材を持ち込んでもらうことにしました。

テストを実施する側で機材を用意する場合と比べ、難易度の高いテストとなりましたが、さまざまな機材に合わせた環境整備やカメラ位置の検討などを行なって頂いた結果、大きなトラブルなく、順調にテストを実施することができました。

障がいを持つ被験者への配慮

視覚障がい者の方に不自由なく快適にテストに参加して頂くため、さまざまな配慮を検討して頂きました。

コミュニケーション

視覚障がい者をアテンドするにあたり、差別的表現につながらないようにメールの表現などをご検討頂きました。

視覚障がい者の会場誘導

視覚障がい者の方が会場に到着してから着席するまで、スムーズに歩行するための誘導方法をご検討頂きました。

視覚的表現によらないテスト方法

通常ユーザビリティテストでは、被験者に知らせたい情報を紙に印刷して示すことがありますが、今回は、モデレーターの方に読み上げて頂きました。また、画面上の位置に依存した表現や、色に依存した表現をできるだけ使わないようにご検討頂きました。

被験者の就労経験に合わせたインタビュー

もともと、仕事の状況を聞く設問を検討していましたが、被験者の方の中には、就労経験のない方もいらっしゃったため、設問を修正することを提案いただきました。

被験者との粘り強い交渉

日本国内と異なり、アメリカのユーザーテストでは、被験者が当日にキャンセルするケースがしばしば発生します。今回も、ユーザビリティテストの前日に、全盲の被験者から、キャンセルしたいという旨の連絡がありました。しかし、UXPRESSの方々に非常に粘り強く交渉して頂き、当日予定通り参加頂くことができました。この全盲の被験者のユーザビリティテストからは、多くのフィードバックがあり、今回のテストの大きな核となりました。

Daisuke Kobayashi

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